BigQueryの導入方法【初心者ガイド】
【記事作成者】 酒井 裕麻 (株式会社Bistro 代表取締役社長)
【はじめに】
この記事はGoogle Analytics4 (GA4)のデータに対して、高度な分析を行う際に利用する「BigQueryの導入方法」を紹介します。
BigQueryを使用することによって、GA4のデータを非サンプリング状態で集計することが出来るだけでなく、ユーザー単位での分析を行うことが出来ます。
ウェブ行動データの分析を行う際には、非常に有効なツールですので、是非Google Analytics4と合わせて、BigQueryを導入しましょう。
(こちらの記事はBigQueryのヘルプサイトを参照している内容を含んでいます | ヘルプ)
BigQueryの概要は過去記事で紹介しています、以下の記事リンクから参照ください。
【BigQueryの導入方法】
[GCPプロジェクトの作成]
このセクションではBigQueryの接続に必要なGCPプロジェクトを作成します。
Google Cloud Platformの公式サイト(https://console.cloud.google.com/)にアクセスし、組織のアドレスのアカウント(※1)でログインを行います。
※1 : @以降が会社指定のアドレスのアカウント

左上のタブから作成を行う組織名(会社名)を選択してください。
出力されたポップアップでは、右上部分に配置された新しいプロジェクトを選択してください。
※選択元では組織名が表示されていることを確認してください。
作成を行う任意のプロジェクト名を入力してください。
組織名では自身の組織名が表示されていることを確認し、作成をクリックしてください。
ホーム画面に自動で戻った後に再度、左上のタブをクリックしてください。
表示されたポップアップ内では、先ほど追加を行ったプロジェクトが存在するかご確認ください。
このプロジェクトに紐づいてBigQueryの設定作業を行います。

[BigQueryの紐づけ]
Google Analyticsの対象のプロパティーにアクセスを行い、画面左下に表示された歯車マークから管理画面にアクセスしてください。
管理画面メニュー内ではBigQueryのリンクをクリックし、右上のリンクをクリックしてください。
立ち上がったポップアップでは、右上のBigQueryプロジェクトを選択をクリックしてください。
表示された選択肢の中から、先ほど作成したBigQueryプロジェクトを選択してください。

構成の設定では、2つのデータ送信タイプを選択する必要があります。
もし無料でデータ送信を行いたい場合については、以下の設定を選択し送信をクリックしてください。
- イベントエクスポートタイプ : 毎日、
- ユーザーデータ : 日別
これでBigQueryの接続は完了です。
投稿者プロフィール

- 酒井 裕麻株式会社Bistro - 代表取締役社長
-
慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科 卒業。
外資系広告代理店 McCann Erickson に新卒で入社し、アナリストとしてマーケティングリサーチからマーケティングミックスモデリング(MMM)まで幅広い分析業務に従事。
その後独立し、データマーケティングカンパニー 株式会社Bistro を設立。
現在は大手通信キャリア、銀行、IT企業、広告代理店など幅広いクライアントに対し、データ分析基盤の構築からBI導入、広告効果分析・最適化まで、データ活用に関する包括的な支援を行っている。
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